気まぐれドライブ

今日もアルトゥールの家族とドライブに行くことになった。
キィーヴから車を南方に走らせる。
当初はウクライナの伝統的な農村風景が復元された場所に行く予定だったが、時間制限のために入れなかった。
とはいえ閉まる時間は午後6時で、もし夕方ごろにルーダの家に来て、ゆっくり軽食や雑談をしていなければ、十分に間に合っていただろう。
ウクライナ人は適当なんだと思った。

予定を変更し、National Exhibitionという場所に来た。
ここは旧ソ連時代に社会主義の成功を外部にアピールする場だった。
もちろん権力のもと、都合の悪い部分を全て隠していたのだが。
ヴィクトアは子供のころに、彼の母親とここに来たようだ。
当時はおいしそうなパン、ソーセージ、バターなどがもらえたそうだ。

現在は一般開放されており、周囲に立派な建物が無数にある、公園になっていた。

敷地内を散歩していると、リスを見つけた。
日本では見慣れないが、ここでは自然の多い公園では普通に見つかる。
壁の側面に家畜が描かれた建物があった。
ソ連時代には、国の豊かさを誇示するために家畜が入れられていたらしい。
当時子供だったヴィクトアは、建物の中に入ると、酷い悪臭がして、二度と行きたくないと思ったそうだ。

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